エンジンオイルの規格について(ディーゼル)

日本で流通しているディーゼルエンジンオイルの規格の種類は大きく2つに分類されます。
古くから使用されているアメリカの規格である"API規格"と、比較的新しい日本独自の規格である"JASO規格"です。
従来、API規格が広く使われていましたが、日本製のエンジンにより適合した規格の必要性が上がったため
日本自動車技術会によって制定されたのがJASO規格です。
 API:American Petroleum Institute=アメリカ石油協会
 JASO:Japanese Automotive Standards Organization=日本自動車技術会規格
このほかにもVOLVO社の独自規格のVDS-4.5やヨーロッパ規格のACEAなど、いろいろな種類の規格があります。
基本的には車両の取扱説明書などに記載されている規格・粘度に合ったエンジンオイルを使用してください。

【参考】API分類(ディーゼルエンジンオイル)の一例                          
 API分類   規格の特徴   制定年               出光の商品名 
CF 主にオフロード車向け  1994年モーチブS-310CF/S-330CF マルチランナーDH-1 10W30/15W-40 
CF-4 ターボ車対応  1990年 マルチランナーDH-1 10W30/15W-40
CJ-4 DPF、EGR装着車両対応   2006年ワールドスペックCJ-4 ⇒CK-4に更新 
CK-4 DPF、EGR装着車両対応   2016年ワールドスペックCK-4 10W30/15W40
※Cの後のアルファベットが進むごとに新しい(高機能)規格と言えます。

【参考】JASO規格の一例                  
 JASO規格   規格の特徴   制定年               出光の商品名 
DH-1 特に日本製エンジン向け  
EGR装着車対応
2000年マルチランナーDH-1 10W30/15W-40 
DH-2 DH-1性能+DPF装着車対応 
 ※出光品 
2005年マルチランナーDH-2 10W30/15W40 
クリーンランナーDH-2 10W30/15W-40             
イクスDH-2 10W-40
ワールドスペックCK-4 10W30/15W40 
DH-2F DH-2性能+省燃費性  2017年クリーンランナーDH-2F 5W30
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